>>@0うむぅ……[耳元の心地よい声に、青年は微睡みからゆっくりと揺り起こされる。ふと、何気なく薄目を開ければ、そこには彼の愛しい少女の顔が。ああ――今夜は満月だったか。一日の半分は夜。三五の月の存在は大きく。柔らかな月の光は、彼女の姿を白く輝かせていた]ふふ。ラヴィはいけない子だ。こんなにも――私を本気にさせるなんて。[月に磨かれたように、ぼうっと光る彼女の金髪を優しく梳いてやり。その腕は、自然と彼女を抱き寄せていただろうか]