人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


帝国扶翼官 ルートヴィヒ

― 海域南方/戦艦シュヴァルベ ―

[タクマの顔をじっと見つめながら、その言葉を聞いていた。
呑みこめぬなにかをどうにか呑みこもうとする顔をしながら。
相手が微笑んだときには眉を動かしたが、それ以外は口も挟まなかった。

グラスが置かれる硬い音と同時に、呪縛が解かれたように首を軽く振る。]


 私は彼女に、帝国で匿うと申し出たのです。


[視線はやや逸らされ、タクマの背後へ向けられる。]

(44) 2015/11/10(Tue) 18:40:18

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