― 南島戦場より帰還途中 ―[騎士団への襲撃から帰還する途中、銃担当の者から、銃弾はもうあまり残っていないと報告を受ける。それを聞いて、仕方ないなという顔で頷いた。今回初めて実戦に投入したライフル銃であったが、銃弾に関しては生産がほとんどできておらず、最初にもたらされた弾だけを頼りにしていた。試射や訓練でも少なくない数を消費しており、今後、弾の試作や新しく製作される銃の試射にもそれなりの数が必要になることから、次の戦いに部隊として運用できるほどの弾は無い。]