― ハールト近郊 ―いいや、島は変わらずだよ。ついでに術をかけてきたから、あたしが居なくても暫くは大丈夫だろう。少し、用があってねぇ。[>>29竜の姿のまま、話しかけてきたカレルには目を細めそう返す。そして戦場での事を報告する様に、竜は暖かなまなざし向けた。]それは何より。怪我はないね?2年じゃ足りないかとも思ったが…あんたは呑み込みが早くて良い弟子だった。[竜は人を育てた事などなかったが、正しくある意味理想的に育った弟子の事を内心とても喜ばしく思っていた。]