それじゃ、行こうか。[散歩に行くほどの気軽さで、魔は僕を促した。周囲には亜人ども、そして更には周囲に統制取れぬ魔の者どもが広がっている。悪夢のような進軍の中を、指揮執る風もなく魔は進んだ。「玩具」は仕掛けをして、後方にまだ置いてある。戦闘となれば亜人や僕に任せる態で、奇妙にのんびりとした一団が夜闇の中進んでいく。**]