人狼物語−薔薇の下国

340 下克上の服従試験


猫目 コンスタンツェ

[此方に向いた矛先。鋭い歯牙が…の首筋に噛み付いた。]

 ………"私"は、これだから…

[痛い。

 痛い。 痛い。

溢れる血が肩から、腕に。]

 痛くないよ、コンスタンツェは、痛くない。

[そう言って撫でるのは、魔物の背中。
魔物の手で、汚い血のついた手が背中を撫でる。]

 ねぇ、リヒャルト。これでいい?
 コンスタンツェは……あなたのものになれてる?

[先と同じ子どもの顔で、相手に笑いかける。
どこか、怯えを含んだこどもの声音で。]

(44) 2015/06/07(Sun) 22:56:16

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