え? な、なに?[何が起きたの、と問うよりも早くころん、ころん、ぽてぽてぽて、と小さな、けれど確かな質量を持つ包みがいくつも落ちてくる。空から大きなバケツをひっくり返したのかな、そんな有り得ないことを思ったのは一種の現実逃避だろうか。何秒、何十秒か呆けていたけれど、耳に聞こえた声>>7に、即座手を伸ばしたのは傍らの桃色。間違っても空から降る包みを食べちゃわないようにぎゅっと抱きしめながら、ぱたぱたと倒れている人たちの中立っている人たちの顔を見た**]