― 集会場/広間 ―[アルビンが厨房へ向かった後] ……あ、そうだ。[折角集会所へ行くのだからと、必要な手荷物とは別に用意したものがあった。 それは香草を使って作ったリースで、まだ青く香りもしっかりと残っている。 正面の壁に飾り付けると、少し満足げな顔をしてひとつ頷いた] これでちょっとでも、みんなの気持ちが穏やかになればいいのだけれど。[あまり明るくない話題が続いている。 ここを訪れた人の気持ちを少しでも癒せればと、先に待つものもわからないままに思い]