― 天上宮・城下 ―ま、いつもの事だよ。我が主は、飛ぶと決めたらどこへでも行かれてしまうからね。[労いの一礼>>41に、こちらも礼で返した後、冗談めかした口調で言ってゆるく肩を竦める。潜めた問いへ頷きを返され、やっぱりか、と思いつつ。零れた呟きと、言い直すような物言い。それに、ひとつ、瞬いた]