人狼物語−薔薇の下国

477 【R18完RP村】暁天はかく語りき、


【3】宮廷画家 ローレル

[  瞼の裏に、
  王宮へ歩くローレルの姿が過る。

  それを強いて打ち消すと、
  眼前の吟遊詩人へ改めて目を向け。  ]


 変わらないものなど存在しないということに
 この国の民はもっと早くに気が付くべきだった…と
 娘ならば切り捨てるように言うのだろうけどね。

 変わっていくことに気が付く方が珍しい。

 渡り鳥や変化に敏感な者でなければ、
 余程に目が肥えている者くらいだ。


[  どちらともつかずの身を責めはしない。
  朽ちゆくものへの魅力>>6:28も、
  朽ちることへの嘆きも何方ともに
  表現者として理解の出来る感情だった。

  …只、
  どちらともつかずで居られるほど
  若くなくなったと云うだけなのだ。…己自身が。  ]

(43) 2017/05/03(Wed) 02:59:15 (rinaria)

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