― 回想/クレステッド ―
[クレステッドが、ディークの最期の声と姿の為に、
忌み恐れるガルー細胞の力を行使する>>5:147
等という無茶をしたとは、知りえぬまま。
ディークの私に対する最期の思いから、
逃げずに聞いた、目を背けずにいた…>>148.
続く、クレステッドの言葉に、翠緑を瞠る。
ディークの最期を知るのがなぜか、浮かんだ驚きと訝しみは、
私を含めて多くの人に
愛され悲しまれるディークを、幸せだったんじゃないかと
語ってくれる言葉に――…彼の喪失と悼み、
心を痛めるようなクレステッドの様子に>>5:148
心配だ、見守ってくれているのでは…と願うような言葉に、
ふわりと解けた。]