そうか!つくづく気が合うな…っ![見上げるように睨み上げる(>>28>>29)。掠めた二弾は左頬と左肩、頬の乾いた緋を上書きするように新たな紅が滲み。痛みが無いといえば嘘になるが、それを思い出す暇など無く。]…どうして来たんだい?迎え《ころし》に行くって言ったのに。[笑う瞳には感情が揺らぎ、ナイフを握る手に力が籠る。殺す気はない、未だ。]……な、[にを。彼の言わんとする所が分からなくて、動けずに。]