― 朝・2-7 ―
酒に弱いお前のためにわざわざ飲んでやってるんだ感謝しろ。肝臓フォアグラにすんのは俺だけでいい。
[昨日得た新知識>>4:282をも笑いのネタに利用する。ところで酒のつまみには柿だっけ牡蠣だっけ?どっちでも大した違いはないけど。
騒動が始まって以来、お互い喪ったものは多い。だからこそ既に自分は幼馴染を手放せない。
俺には真実なんて腹の足しにもならん、ジムゾンの内心を知れば絶対に言うに違いない。]
分かっているならそれでいい。
[ジムゾンをそれ以上追求せず、一言だけで終わらせる。
そうだったな、聡明なお前がそんなことに気付いてない訳ないもんなと。
吐いてしまった言葉は後悔しない。直接言われないと幼馴染の葛藤に気付けないほど鈍いのだ。
だからもっと晒せ、お前の願望を。でないと叶えてやれないと男は軽薄に誠実に笑う。]