人狼物語−薔薇の下国

215 龍海乱舞 ─南方海域波乱航─


つむじ風の白狼児 ゲルト

さて、あと、もう一つー。

[伝言を頼んだ後、もう一つ託された言葉を伝えるべく、カナンへの取次ぎを頼む。

伝えるのは、ガートルードの願い──ウルズを『八幡』に乗船させてほしい、というものだったが。

それが、カナン自身の判断で促されている、と知ると、ほっとしたように、笑んで]

なら、よかった。
こういう時に、寄りかかれる人がいないの、辛いからねー。
……ひとりきり、って、楽だけど、きついから。

[ほろ、と零したのは、一人彷徨っていた頃の経験からの言葉。
ともあれ、やるべき事をやった所で白狼児は慌ただしく、自分の仕事へ戻っていった。*]

(43) 2014/07/11(Fri) 21:09:55

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