ゲルトさん…… 何処……[急に不安で涙が目尻に浮かぶ。子どもに戻ったみたいだ、寂しくて涙が溢れるなんて。変化して、不安定なのだろうか。弱さも未練も無いと思っていたのに。心に浮かぶのは彼の笑顔だけ。] 駄目だこんな。こんな…[気に入ってもらえてるのは外見だけだったのかもしれない。こんな自分では嫌われてしまうだろうか?綺麗にしなければ、血を、洗い流さなければ。血を。子どもの様に泣きじゃくりながら、沢をめざした*]