[今でも記憶に残されている。崩壊した家の下で崩れ落ちていた小さな体。命と共に流れていく赤い色。][ノトカーが敵兵を同じ赤に彩るたびに…「彼の中で妹の存在が忘れられていない。」「自分が果たすことができなかった復讐を代わりにしてくれている。」そんな昏い、感謝の悦びにも似た感情が生まれるのを、*止める事ができなかった。*]