あ……ありがとう。 えっと、きみは確か……。[先日称号を得た生徒の一人だったよな、と思いつつ記憶を手繰る。自身が担当する学科でなくとも、そこの一覧は一通り頭に叩き込んでいた] ……クリフくん……でしたか。 シエルがよく遊んでもらってる、ノアの相方さん。[でしたよね? と問いながらゆるく首を傾ぐ。空を見上げていた時に見えた陰りめいたものは、既になく。*]