願い……。[改めて問われて、はたと困ったように言葉を止めた。 そこに差し出される青ヨモギの葉>>38。 旅の間いつもそうしていたように、力を注いで癒しの効果を高めつつ、葉をすり潰していく。 しばらく無言で作業を進めた後、ようやく口を開いた] 正直なところ、よくわからなくなってしまったのです。 神魔様が、見えぬ力であの国を護っているのだと……。 昔はそう思っていたのですが。[しかしそれは幻想であり、実際に願うのなら師が言うよう>>1:192、具体的なものでなければいけないのだろう]