[どうやら此度の相手は、多少は会話に応じる気があるようだ。 傍で聞く魔王は口出しこそしなかったが、彼の者の語る理由――存在そのものを認めない>>25、の一言に、歯を剥き出して笑った] ほう、これは随分と大きく出たものだのう。 ならば我輩も、心置きなく戦えるというものよ。[それを為そうとする相手の強大さ、などは魔王にとって問題にならない。 己が意に添わぬ者は蹴散らすのみ――例えそれが、世界そのものの上位者を名乗る輩であろうとも]