― 《シャドウ・バレス》付近 ―[新たな宇宙船を破壊せんと進撃を開始しつつも、黙示天使の目は横合いから加わった飛空艦の動きも捉えていた] なんだあれは――まるで羽虫の如き動きではないか。[艦の周囲を飛び回る小型機>>30に、苦虫を噛み潰したかのような顔で吐き捨てる。 しかし意志持たぬ天使らに、小回りが利き自在に動き回る小型機を墜とすはやや荷が重いか。 誘い込まれて砲撃>>31の、或いは共和国軍の兵器>>32の餌食となり、光となって砕け散る天使が後を絶たない]