──── メイン・サロン付近 ────
[ 私のど直球な質問。
普通なら怒られてもいい内容だ。
しかし返ってきた答えはそれまでと同じ調子で
私に男性に対する安心と信頼を与えるものだった。>>36 ]
あ…そう、ですよね…
[ ふうっと息を吐くと同時に、肩に入っていた力が抜ける。
言葉だけ聞けばアブナイ発言だとは思いもせず。
小さくてしっかりとした紙を渡されれば受け取って
じぃっとそれを見つめるだろう。
命令の内容か何かがかいてあるのだと思って。
けれどそれは違う様だ。"れんらくさき"と言うらしい。
"つうしんき"と言うのは鞄の中に入っていた
よく分からない物だろうか。
ガサガサと鞄を漁り、黒い通信機を取り出す。 ]
つうしんき……ぁ、これですか…?
[ 勿論使い方など知らないのだが
名刺を両手で持って"ありがとうございます"
と頭を下げる。護ると言われた事へのお礼も兼ねて。 ]