…あぁレトちゃん?
なんかおかしい事になって …、
[>>39先程から下半身に違和感がある。
それに背中も熱をもって疼く。
まさか乱心した王子がウィルスでも放り込んだのか?とぞっとしながら首を傾げつつも、聲のした方を見て……絶句、絶叫。]
う、わァああぁあっ?!
[柔らかい笑顔は廊下の暗がりで陰を潜めていた。
しかし、彼の表情はわからずとも明々と輝いた赤い瞳は、まるで電飾のようで―]
ば、――、っ、ばけもの!?
レト、お前そんな、どうして!
[手を預けていたドアノブを慌てて捻り、中へ入る。
鍵の閉まらない扉に背を預けて抑えながら。
してその頃、部屋内のオズワルドはどうしていたか。
男の手に握られたのは*抜き身の細剣*]