俺は、オズワルド。今はこの姿《なり》だが、龍族だ。[ 自己紹介の流れになれば、極めて簡素な名乗りをあげる。龍族が如何なる種であるか、が、どの程度世に知られているかは知らないが、詳しく説明していたらキリがないし、理解が追いつきもしないだろうと考えていた。ちなみに、他者に対するのと、クラリッサに向ける表情とに、明確な差がある事には、この時点で、本人まったく気付いていない** ]