[不意に、心の中へ声が響く。>>#0同時に、叫んだ友の姿を見て、彼らしいなと笑みが浮かんだ。そういえば似たようなことがあったなと、ふと思い出す。あれは、彼と出会ってから6(6x1)年ほどの頃だったか。不良どもに喧嘩を吹っ掛けられたとき、自分は、彼を巻き込みたくないと―――]