あ、駄目だよエマ。お前は飛べないんだから。[視線を巡らせると、にわかにそわそわし出すのは頭の上に居るリス模様のねずみ。 >>35後ろの方を歩く少女、その周りに浮かぶ人形を気に入ったのか、ねずみはちょくちょく其方に向かっていこうとするし、少女を驚かせたことも一度や二度じゃない] ほら、もう、駄目だったら。[>>37幸い、彼女の扱う華やかな人形たちが、自分のまねをしていたことには気づかなかった少年である**]