【指】娼婦指導官 イングリッド

>>24ラヴィーヌ様
さぁ、いかがでしょう。お客様一人当たりの単価で考えるならば、ラヴィーヌ様のおっしゃる通り娼館に属さずお一人の方がよろしいかと存じます。
古来より、男は女のために奔走してまいりました。女のために狩り、戦利品を持ち帰っては貢ぎ、時には女の裸のために国をあげて争いました。女はその間、輝くダイヤを身に付け、優雅に紅茶を嗜み、男が帰還すればつま先で小突けば良かったのです。それだけの魔性の魅力を纏う存在、それが女でございます。
ラヴィーヌ様の器量ならば、一人の男を骨抜きにするなど造作も無きことでございましょう。親族を全て捨ててもあなたを抱きに言いよってまいります。
ええ、ラヴィーヌ様は有象無象の素人をいくらでも手玉に取れます。それでご満足ならば、お一人でよろしいかと。
ラヴィーヌ様は、経済を、国を、歴史を動かすに相応しい美しさをお持ちなのですが。それはラヴィーヌ様のご意志しだいでございます。私に口出しできる範囲を越えておりますので。