―仮想現実のその後で・生死の境を彷徨いながら3―
…もし、もしもあの時。(>>2:5)
目の毒なんて言い方じゃなくて。わたしにもあれやって、って言えていたら。
カークおにいさまは、どうしてくれただろう。
[色々考えるが、どう受け取られるかまではシミュレート出来ない。]
ただの妹扱いだったらどうしようと思うと、怖くて言えなかった。
こんな『子供』に本気で好かれても、周囲にロリコン扱いされて困るんじゃないかって思うと…言い出せなかったの。
…ふふっ。
実年齢はカークおにいさまよりだいぶ年上なのにね。
[多分、誰もいないとは思うし心の中での独白なんだと思うけど。
…もしかして、全部声に出ていたりしないよね。
していたら…はずかしい。**]