[俄には信じ難い言葉と共に、権利書を差し出されれば>>35]
変死するか気が狂う? 死刑場?
レアメタルの存在が嘘?
[あれだけ欲しかったのに、何故か素直に受け取る気になれず。
理由はわかっている。領主が真実を述べているのがわかるからだ]
あら、困ったわね。
そこまで重たい事情が隠れてるとは思わなかった。
[直感的に、さまざまな情報が脳内で繋がる。
このクレスに瓜二つだったという、先々代領主ウィル。
何故か部下の動きを完璧に掴んでいたこと。
そして、今の話。
――やはり、この国には自分の知識を超えた「何か」がある]
参ったわねー。
分不相応なものに手を出しても、寿命を縮めるだけなんだけど。