「……キミに知れる事で、孤狼《ベオウルフ》……いや、『蒼神』がどう動くか、見物するのもまた一興、かも知れぬし。 断片は、落としてやろう」[ここで一度、言葉を切り。『熾天使』はそ、と手を天へと向ける。その手にふわり、銀色の光が舞い降りた]「……あれ、は。 ボクや、アルトゥルの『側』にいる」[その光を愛でるように見やりつつ、淡々と紡がれたのはどこか曖昧な言葉。*]