人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


ゼファー軍 将軍 バルタザール

[ 男が、両手で握った鉄槍の柄を一度、強く甲板へと打ち付けると、背後に陣取ったゼファーの歩兵達が、応じて、ダン、と足を踏みならし、一斉に盾を甲板に立てて膝立ちの姿勢を取った。

威嚇のようにも見えたかもしれないが、正当なる試合に手出しはしない、という、意思表示の動きだ。 ]

参る。

[ 低い宣と共に、男は甲板を蹴り、跳躍しながら握った槍を右から叩きつけるようにギデオンの胴目掛けて揮った。

重装歩兵の常識からは外れた、速攻といっていい動きは、かつて百舌鳥ケファラスの長より習った一手。

確か、初手は驚かせた方が、大抵勝ち、とか、言っていたはずだ。* ]

(42) 2019/11/07(Thu) 00:44:56

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