はい、貴方様の思し召しの通りに……
[求められるがまま>>27に口を開き、朱の珠を受け入れる。まるで一滴では足りぬと言わんばかりに舌が次を求めたが、はしたないとすぐに口を閉ざした]
うっ……あぁぁ……っ!!
[心臓がさらに激しく跳ねる。その鼓動を必死に抑えようと胸に手を当てて瞳を閉じる。わずかな時間で吐息は落ち着いた。再び目を見開けば、かの人の尊顔は見えるだろうか]
畏まりました、主様。
必ずや、主様のご期待に応えてまいります。
[先ほどとは打って変わって優雅に一礼する。それはまるで一枚の絵画のようで。
しかしそれは後ろから聞こえてきた声によって台無しになる]