[ここまでの流れで、『神魔』というのは伝承にあったり想像されていたものとは大分違うらしい、と感じつつはあった。
しかし今更試練を降りる気もないからと、師>>35にひとつ頷いて]
[師が身支度する間>>36、自身も移動に否やはないから手だけは動かした。
その合間に聞かされた、師の返答>>37]
そんなに幾つも理由を出されても、その……。
[本気なのだろうか、などという思いでかがむ師の顔を見上げ、それから溜息ついて再び俯く]
いえ、嫌でないのなら、いいのです。
[結局はそんな、感情的な部分が引っ掛かっていたのだというように、ぽつりと呟いた]