[急いで、部屋から出て、館の玄関に戻る。小脇に抱えいるのは、本来は狩猟用に用いる銃とリーリエの着ていた肌着だった。]馬と犬の準備はできているか?「はい、こちらに…」[見れば、大きく黒い毛並が美しい猟犬と白馬が待機していた。猟犬の方に彼女の着ていた肌着を嗅がせ、その匂いを覚えさせる。]この匂いを追うんだ、いいね?[自分は白馬に飛び乗るように跨り]では!準備ご苦労![というなり、馬を駆ってその場を去る。]