[自然の精霊は皆力を貸してくれるが、特に水精とは相性が良い。それは故郷にある湖からの縁もあり、私の名前が水を意味するからでもあるらしいのだが、ともかく。水精を用いての術ならば、強弱はあれど失敗はしたことなど無かったのだが]っ、!?[妖魔たちを薙ぎ払おうとした水の帯は、私の思う通り動いたはず。けれど、実際は何も無い地を打ち払うだけで光に撃たれ、霧散してしまった]