― 昨夜 ―
[ようやくいつもの表情を見せてくれたパメラ>>8に胸を撫で下ろした。”大丈夫ね。”と言われて力強く返答する。]
当たり前だ。俺はお前のお兄ちゃん、だからな。
[青い薔薇の送り主は予想通りオットーで。いつもなら俺の目を盗んでけしからん!と憤慨するところだが、妹を笑わせられたから今回は勘弁してやろうと考えている。
それからしばしニコラスとの会話を黙って聞いていたのだが、取り出した巻貝を差し出す様子を見て、何かから解放されたように微笑んだ。]
これは珍しいものを。妹のためにありがとうございます。
[そのあと宣言通り薪を食堂に運ぶ。パメラに2-7号室を選んだと告げ、彼女が隣の2-6号室をとったことを確認した。
部屋では外の寒さを持ち込まないよう、頭まで毛布に包まって眠りについた。*]