─ スラム街・路地 ─
[>>14私の身の上を聞いた男性の反応に、彼は血の繋がりのある家族と一緒に居るのだろうな、と思いつつ。
『獣神』についての答えを聞くより先に響いた音と、更に続いた宣告に意識を取られた。
憤りを感じたのは私だけではないらしいと解ったのは、>>15先程遮られた男性の答えからで]
…子供の頃から、って。
貴方、随分迷惑かけられてるのね。
[今のこの状況に巻き込まれているのも含めて、彼が『獣神』に負感情しか持っていない事は容易に分かる。
私は幸い新種に偏見の無い家族や村の皆に護られてきたから、これまでこんな状況になったことは無い。
けれど、>>16言いなりが気に食わないというのは彼と同意見だと頷きを返した]