人狼物語−薔薇の下国

471 overlap memory/重なる絆(続)


尉官 カスパル

[下士官の指導状況や他の兵士の話題を振られ、会話を打ち切りたくなりつつも、極力彼の話に会わせて相槌を打つ。]

 …月見、ですか。
 さすが少将殿。風情をたしなまれる余裕もあるとは。
 生憎と無教養なものでして。
 少将殿の様であれる軍人はまずいない事でしょう。

[一応駐屯地の責任者が、夜間に一人で外に出たり、窓を開けて酒を飲みつつ海に浮かぶ月を眺めるとは、ここをリゾート地かなにかと勘違いしているらしい。
ずいぶんな平和ボケで、と言いかけた言葉を飲み込んでにこりと笑んだ。]

 良い酒がありましたら紹介させていただきます。
 それでは後に正式な報告書を。
 本日は楽しいお話をありがとうございました。
 ―――失礼いたします。

[踵を付け指先までピシリと整った敬礼をして、カスパルはローゼンハイム少将の部屋を辞した。*]

(42) 2017/02/10(Fri) 21:45:51

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