― クリーク砦:チャールズの元に行く前 ―
[>>33チャールズの所へ向かう前、視界の端に一際大きな動作が目について丸くすると、その動作の主である大熊の所にさくさくと近づいた。
一応成人しているとはいえ、体格は小柄である自分と並ぶと、この大熊はほんとに大きく見えるので不思議である。]
まーでん、なぁに?
[年上相手に本来なら”さん”をつけるべきなのだが、この大熊には森の熊さん時代、森の民とあった多少の因縁もあり、どうにも口のきき方が他の大人たちより緩かった。
別に嫌っている訳ではない。おそらくは当人の気安い人徳も影響しているのだろう。
そんな事もふと思いながら、副将を見上げて、少し首を傾けた//]