― 回想/王府:アレクシスと ―[シルキーとの対面の場から辞し、帰路へつくために廊下を進んでいた時のこと]───っ、[滑り込むように届く声>>0:177に息を飲み、警戒の色を見せ声の方へと振り向いた。そこに居たのは不思議な雰囲気を纏う男性。ここまで気配を絶てる者はそうそう居ないだろう。言葉を返さずにあからさまに警戒するシメオンの様子は相手も察したようで、名乗りと労いが続いて紡がれる]