―広間―
ま、骨休めって事で暇潰すか。
[ヴェルナーには、暫く自警団員として潜伏してろ、とアイコンタクトをし別れ、エロ雑誌片手に広間へやって来た。
何名か談笑しているみたいだが、そんな彼らの事には興味を示さず、壁に寄りかかっていた自警団員に命令口調で声を掛けてみる。]
そこの兄さん、ブランデー持って来い。アルマニャックがいいな。
それと、ブランデーグラスを持って来いよ。
氷は入れるな、ストレートだ。
[まさか自警団としてではなく、参加者としてこの場に居るとは思わず、我侭を言い放てばドカッと空いてあったソファに腰掛け、テーブルの上に足を置いた。
そして、悪びれも無く堂々とエロ雑誌を広げ読みながら、煙草を取り出し火を付ける。
自分にとって、自分の振る舞いに対してどう思われようがお構いなしの様だ。]