人狼物語−薔薇の下国

208 守護天使は暗闘する


天使長 シルキー

[弾かれたように立ち止まる彼>>41が深々と頭を下げ自分の名を呼んだのを聞き届けた後、悠々とした足取りで廊下に出た。
彼が後ろをついてきているのを確認すれば、少し歩いた後ふと振り返って]

 ……貴方は、どの意見にも理があると仰いましたわよね。
 人類というものの存続についてを抜きに、人類をどう思っていますの?

[意見が対立しているときは頭に血が上ってまともに聞こうともしないが、こうした雰囲気の中ならば少しは冷静に他の意見を聞けるかもしれない。
そう思って、どの意見を肯定も否定もしていなかった彼を呼び止めたのだ。
それに、天使長ではない者の意見も聞いておくべきだろうと思って。
彼女に反映される可能性はほぼゼロに近いが――何といっても頑固なのだ。]

 …ああ、別にさっきのように怒ったりするつもりはありませんのよ。
 ただ少し気になっただけですわ。

[誤解を与えて委縮されては困ると、柔らかな笑顔でそう付け加えた。]

(42) 2014/06/19(Thu) 18:34:15

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