察しは付いておろう? あれはイングリッドであった。恐らくは、大切な誰かを偲ぶ一曲だったのだろうな。や、詮索する気はござらんよ。しかし、あの日以来、彼女の事が気に掛かってござった。まさかこの集まりで再会するとは思わなかったけども。同じ窓まで囲んでな。他の仲間を蔑ろにする積りは無いが、イングリッドと共有した時間はとても楽しかった。(2/3)