人狼物語−薔薇の下国

124 【TMMI】バベルの大図書館


翻訳者 ドロシー

―仮想現実のその後で・生死の境を彷徨いながら2―

…ずっと、ずっと聞こえてたの。

[うわごとのように呟き。
思い返すのは、仮想現実推理劇ゲームブック
『穏やかなる日々、幸福なる罪─Felix Culpa─』での出来事。]

カークおにいさまが本物の占い師なんだって声、はっきり聞こえてた。わたしが監視者なんだもの、当然じゃない。
ウェルおにいさまも信用を取っていたけれど、カークおにいさまと繋がらなかったらカークおにいさまの結果を取った。

…ここまで確信出来ていたのに、監視の手をずらしてしまったこと。
いまだに、後悔しているの…ごめん、なさい…。

周りに必死で訴えても、あんなに声が届かないのはじめて、だった…。

[目頭が熱くなる。…泣いてるんだ、今。]

(41) 2014/01/29(Wed) 00:51:30 (bluesheep)

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