そんなでっかいもん見せつけられて、アタシは、どうしたらいいんだよ……。 アタシらのやってることなんて、ただの、ワガママじゃないかぁ……。[そこから先は言葉を失い、ただ崩れるように、わんわんと泣き出す。 周囲にはまだ他の『柱』たちも居ただろうが、人目を憚る余裕もなかった][――神子だけではない。彼らだってそれぞれに過去を背負い、そして世界を護る使命に立派に向き合おうとしている。 神子の姿や遠い過去の話に拘って、立ち止まってしまった自分がただただ恥ずかしかった*]