― 都市中心部・路地 ― ぐうっ……[右手で振った鎖に手応え>>38を感じる暇もなく、右肩から地面に叩き付けられる。 打撲だけでなく、地面との摩擦で先の傷が開き、止血の布から紅を滴らせると共に強い痛みを齎した。 また、左脇腹への打撃も掠めた程度とはいえ、内側へ通る衝撃に呼吸が乱れ。 起き上がることも出来ないまま、数秒が過ぎる]