[煌き舞い散るに合わせ、残る妖魔は引く動きを見せる。は、と息吐く所に届いたのは、しゃら、と鈴の鳴る音。短い音色に籠もるのは、押し止めるような響き。それが何を意味するかはわかるから、ただ、もう一つだけ、息を吐いて]……どうやら。終わったみたいだ、な。[小さな声で呟き落とした後、天を見上げ。そこにある穏やかな光に目を細めた後、ふわり、楼閣へと降り立って]