[指示を飛ばし、頭をかいた。] だめだな。[違う世界を見てると思ってしまった。呆けている時ではないのに。ゆるく頭を振り、気を引き締める。自軍南側。救難活動中の信号を挙げて動いてる艦の報告も入って来た。] あぁ、あの変わった雷母か。 救難活動? ……なんでこんなに表に出てんだ? 護衛艦は? なしか。 やっぱり戦えるんだろうねぇ、この艦。[水雷艇は既に操るのは難しい。ごく短い距離なら可能かもしれないが、とは思うものの、危険が伴う。]