― カフェ ―
[こちらの要件にリヒャルトは嬉しそうな表情を見せてくれて>>39、不躾かとも思っていた花精は内心安堵する。
改めて彼の店を訪れるつもりでいたのだけれど、彼が懐から取り出したものを見て瞳を輝かせた]
うわぁ……素敵!
[赤色の宝石が星型に並んだ形は、どこか自身の本体である花を思わせる。
無論、純粋にアクセサリーとしても可愛らしいそのお守りを、気に入らないはずもなく]
これ、わたしが頂いてもいいんですか?
ええと、お代は……。
[覗き込む視線にどぎまぎしつつも、それを購入することは決定事項という風に財布を開こうとする。
無料と言われればさすがに申し訳ないと遠慮するも、最終的には頭を下げつつ受け取ることになるだろう]