人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


魔王 テオドール

[ 個々人の運命はいくらでも変えられる。
 だが、人間という種族、
 世界と言う巨大なものの運命を変えるのには、
 腐った患部を抉り取るような、大きな処置が必要になるのだ。

 そんなことは青臭いヤコブには出来ない。
 テオドールでなければいけないのだ。 ]

 本来死ぬはずだったのは、シェットランドだった。
 俺がある男を消したせいで、ふたりの運命はどこかで入れ替わったらしい。

[ 魔女が命を散らしながら放った強力な魔法を、
 テオドールは書記官を身代りにぶつけることでかわした。驚愕の表情を浮かべたまま、書記官は絶命した。 ]

(41) 2014/04/02(Wed) 02:23:12

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