[これで怒る様な方ならば、こちらから同行は断ろう。そんな考えを読まれていたかどうかは分からないが、続いた公子の言葉はこちらの予想を超えたものだった]…なんとまぁ。[個としての信用を重視する、それは当然といえば当然の選択ではある。だが、立場が上であればある程、柵や面子などに捕らわれ難しくなるだろうものなのに]